遠浅

平野明

日記

放浪しすぎ(6月8日の日記)

家で仕事の日。改訂されたマニュアルを悪戦苦闘しながら読み解くなど。途中、ローソンへアイスカフェラテ(メガサイズ)を買いに出る。いつもはしない「濃いめ」を選んだら濃すぎて飲みきれない。 林芙美子「放浪記」読む。 林芙美子は47歳の若さで亡くなっ…

ツバメの遊び(6月7日の日記)

行ったことのない公園へ出かけた。週末で駅前は大変な混みようだったけれど、ちょっと不便なところにある緑地公園では人の声がしなかった。 青葉がざーっと波打ち、反射した光で森は内側から明るく、にーにー、けっきょう、きゃっきゃっ、鳥の声が、いつまで…

アルプスの少女ハイジ完走(6月6日)

バイトの日。昼過ぎからめまいが止まらず、1日中世界が半回転していた。夜はかつおの刺身。にんにく、生姜、大葉、実山椒、薬味たっぷりでいただく。 アルプスの少女ハイジ(全52話)完走。おもしろかった。けっこうバッドモードなシーンも多く(デーテおば…

蛍(6月4日の日記)

バイトの日。夜、蛍を見にいく。 森の中で夜を待った。日が落ちてもすぐには暗くならない。時間潰しに来た道を引き返していたら木道のまわりで蛍が光りはじめた。小さいけど強い光。ゲンジボタルだろう。火の粉みたいな光が天からゆらゆらと落ちてきて葉っぱ…

晩菊 水仙 白鷺(6月3日の日記)

バイトの日。手加減なしって感じの雨が夕方まで降り続いていた。 林芙美子「晩菊 水仙 白鷺」(講談社文芸文庫)を読み終える。 狂った女のせいで男の人生がめちゃめちゃになる話ばかりで、しかも戦後に書かれた小説だから暗く、老人がたくさん出てきて気が…

SDGs料理(6月2日の日記)

パートナーが休みなのでふたりでお出かけ。 今日は座間という小田急線の走る神奈川の街で過ごした。座間は坂が多く、道路もコンビニもなんだか傾いているみたいな所だ。渋谷と逆で、駅に向かって上り坂になり、標高が高くなればなるほど畑やお庭の緑が増えて…

すのこ作りと女の日記(6月1日の日記)

家にすのこが届く。これをベランダに敷き詰めて足元を心地よくしたい。狭いベランダだけど椅子なんか置いて。パラソルなんか立てちゃって。色付きの影の中で七輪とか燻製とかバーベキューとかしたい。夢はふくふく膨らむ。 4枚のすのこに防腐剤を塗っていく…

5月に長袖(5月31日の日記)

昨夜から降り続いていた大雨も午前中には落ち着き昼過ぎにやんだ。やんだと言っても厚い雲が空の奥のほうまで垂れ込んでなにか言いたげなすっきりしない大気が日没後も続いていた。1日中寒くてほこり臭い冬物にあたたかく包まれていたらなんだか気が滅入っ…

ZINEを作る・イベントに参加する

はじめてzineを作り、文学イベントに参加しました。申し込みからイベント〈はなかり市〉当日までの4ヶ月を時系列順に記してみます。 はなかり市参加申し込み zine制作〈執筆編〉 zine制作〈デザイン編〉 入稿・印刷発注 古本の仕入れ はなかり市出店準備 納…

撮るという動詞

3ヶ月前に買ったSONYのα7を触るのが面白くて、写真を撮るのが楽しくて、読書するより掃除するより先にまずカメラとの生活がある。もう何もカメラ無しには考えられない。写真を撮る動作。他人の写真を鑑賞する楽しみ。出かける機会。カメラはいろんなことを…

Lサイズの女

せめてMサイズを着る女になりたかった。なんならSサイズが良かった。服は小さければ小さいほど善なのだった。Sがスモールで、Mがミディアムで、Lがラージなのだから、ラージを着るのは普通でないことの表れであり、デカオンナの烙印であり、実に不名誉…

突風

Mさんと書くともったいぶってるようなのでめろんさんと書く。きのう家にめろんさんがきた。遊びにきた理由はもちろんわたしではなくパートナーの方である。めろんさんはうちで夜ごはんを食べ、3時間くらい滞在して帰っていった。東京から片道2時間ぐらいか…

本と生活

今年は人生の中で1番読書した年だった。121冊読んだ。その中から、特にこれは思い出深い、好き中の好きという本を取り上げてみる。 199.hatenablog.jp 〈フランス文学〉・ボヴァリー夫人/ギュスターヴ・フローベール/伊吹武彦訳・シェリ/コレット/工藤…

Spontaneous/栗林隆「Roots」

Studio Installation(Venue3) 栗林隆の個展「Roots」(@神奈川県立近代美術館・葉山)に行ってきたよ。初日だったので、開会式やオープニングパーティがあったり、作品以外の楽しみもあった。 全体のことをいうと、この展示で作家初の図録が出版されたり、…

ありがとうメンタリスト

ほぼ1年かけて、アメリカの刑事ドラマ「メンタリスト」(2008年〜2015年)を見ていた。1シーズン20話以上あって、それが6シーズン+ファイナルシーズンまであるので、本当に息のながーいドラマである。シーズンの途中で女の俳優のお腹が大きくなってきて…

ひとの話は聞いたほうがいい

わたしのパートナーと一緒に住むようになって感心したことのひとつに、レシピに忠実に料理をするというのがあります。最初のころは、レシピの載っているパソコンの画面を見たり、計量スプーンを出したり閉まったりするのがなんとも律儀で面倒なことに思えま…

狩猟バイト日記2020

23歳のとき、職探しの一環で狩猟のアルバイトをしたことがあった。結局、生態系維持のために動物を殺せるほど自分は動物を好きではないことを思い知って、仕事にすることはなかった。わたしはかわいいといって動物を撫でることしかできなかった。この1週間は…

5月

彼女はシェリを見おろしながら自信に満ちて微笑んでいたが、その顔にはなにか特別なもの、かすかな痙攣か快い苦痛のようなものがとどまっており、その微笑はさんざん泣いたあとの微笑にどこか似ているということには、自分でも気がついていなかった。(シェ…

4月

はじめてパーマをかけた。念願のソバージュでうれしい。この1年で、針金ストレートから素朴上等へシュミが変わったな(髪の毛もなにもかも)。 引続き、月10冊の読書を自分に課してる。月の終盤、ちょっとがんばらないといけなくなってくるんだけど、読み切…