ひさしぶりに海へ。月曜の昼なのにサーファーがたくさん浮いていた。ビールを飲みながらぶらぶらした。ずいぶん潮が引いていて、海の遠くまで歩けた。
夕方。
まだ明るい時間からHIROKAZさんが家にきた。ライブ遠征がてら寄ってくれたのだ。
今回新たにHIROKAZさんが教えてくれたアーティストは、カヒミ・カリィ、sam gendel、ジェームス・ブラウン、ドナ・サマー、ザ・ドゥルッティ・コラム、ラリー・ハード。(特にカヒミ・カリィはわたしのツボで、翌日バイト先のスピーカーからはMY FIRST KARIEが流れることになる。) わたしのSpotifyに新鮮な風が吹き込まれた。
夜も更けた頃、パートナーとHIROKAZさんは坂本龍一の話をしていた。パートナーは今まで分かりやすく坂本龍一のことを絶賛していたことはなくて、でも世間は坂本龍一で大騒ぎで、そのふたつともなんだかわたしには居心地悪くて坂本龍一のこと、考えない・追わない風にしてたんだけど、HIROKAZさんが「坂本龍一は最近めがすごく好き」と言っていたのには感動した。
みんながだいたい好きで、誰かの見方を借りてしか見ることができない対象って怖いんだけど、いろんなことカッコに括って音楽だけを聞ける人ってすごいな。わたしも聞いてみようかな。坂本のサの字も知らない100年後の女の子の気持ちになって。Spotifyのアルゴリズムで辿り着いた知らない音楽を称える純真さで。