遠浅

平野明

ANTS HOUSE 2026 S/S

ANTS HOUSEいったよ。たのしかったあ。

小袋成彬がオーガナイズするDJ Party「ANTS HOUSE」。S/Sシーズンの開催が決定!

LIVE EXSAM(ライブエグザム)

場所は鶯谷駅から歩いて3分のダンスホール新世紀。時間までドヤの一角の居酒屋で飲んで待った。開場の22:00になると会場前には長蛇の列ができていた。

天井がきらきらしててかわいい。ミラーボールあったけど回らなかったな。フロアの壁ぎわがソファーになってて、ガラスで仕切られた2階にもたくさんテーブル席があった。踊れるしゆったりもできる、昭和っぽくて落ち着く空間だった。

コインロッカーの100円が財布になくて、自動販売機で崩そうにも新札を吸い込んでくれず、どうしようって思ってたら同じくどうしようって顔した子が目の前にいた。一緒にファミマへ行ってお金を崩した。再入場して、ドリンクチケットの代わりの福引券をバーカウンターで開いたら、わたしもその子も「あたり」だった。

今回の出演者は、Rintaro Sekizuka、Lily、小袋成彬、Leo Luscher、Nomizo(出演順)。

LilyとNomizoには特に心つかまれた。Lilyは才能のかたまりって感じ、閑散としてたブース前がどんどん埋まっていくのはほんと見てて気持ちよかった。Nomizoは華やかで狂ってて、3時代にこんなに踊れるとは思わなかった。太鼓みたいな音が入った曲が好きだ。バリッと皮の張った太鼓をバチで叩くと、あんなふうに高くて清らかな音が出る。わたしのパートナーは「小袋くんはDJのDJというよりアーティストのDJだ」といっていた。

アナログレコードのDJイベントだから、出演者の、レコードを扱う手つきを見ることができる。レコードをクルッと返したり、そっとジャケットに戻したり、斜めに差しといたものから次かける曲を選んだり、ふっとなにか思い出した顔をして他のレコードを探し始めたり。

いい空気が終始流れていた。出演者の音楽への敬意が伝わってきた。フロアで踊ってる大人たちもその空気を吸って吐いて、みんなであたたかな空気に包まれた。見渡してみれば20代後半から30代半ばのひとが一番多くて(わたしもまさにその年代なのだけど)、ああ今日ここで踊ってるひとたちと一緒に生きていくのかって考えたら、目の前がすっと明るくなったような気持ちがした。