遠浅

平野明

シビウ5日目

朝からパッキングでばたばた。大学寮とは今日でさよならだ。よい部屋だった。ターキーの子とチビンマーケットへ。雰囲気は朝市みたいな。フルーツと花の香りで満ち満ち。わたしは苺、彼女は平べったい桃を買う。

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お昼頃。ルーマニアボランティア300人と合流。フェスティバルの説明会はもちろんルーマニア語。隣に座ったステイ先の女の子が、耳元で通訳してくれた。

夕方、ホストファミリーのお家へ。まだ両親が帰ってこない家の雰囲気というのは、どの国もこうなのかな。とても若い彼女にいろいろ見せてもらう。家が大きすぎて本気で腰を抜かす。人懐っこい亀。

ぜんぜん終わらないわたしの夕暮れ。お風呂上がり、お互い髪が濡れたまま、アイラブユー、メイって抱きしめられたら、抱きしめ返したら、本当にかなりどーしようもなく泣きそうになった。5日目。