遠浅

平野明

10月

10月のマグ。群馬の道の駅(?)で買いました。かわいい。お気に入り。

マグカップが増えてきて、気を緩めると台所の流しがカップだらけになっちゃいますね。

1 同級生がプレステの「ワンダと巨像」が超好きで、熱弁してくれて、上田文人ほんと天才、ICOとかも、みてよこれーとか言って引っ張り出してきた雑誌を、ちゃんと見てあげなかったことを急に思い出して、ネットで検索したら今日(10月27日)の18年前はワンダと巨像のリリース日だった。

2 やりたいことがあるなら絶対やらないといけない今すぐ!て急に思い立って、チャリ出して夕暮れの海を見学しがてらダンナさんの仕事の迎えに行った。タクシーで職場通いたいなら通うこと、ドイツ行きたいなら明日ドイツに行くこと!とか思って、意識高く家を出たけれど、私のやりたいことは人の迎えをすることだった。

(お相手が作ってくれるごはん!私は写真係と食料を切る係。)

3 葬送のフリーレン、おもしろい。誰かが若い人に技術を教えるシーンって本当にいいな。その若い人が人知れず教えてもらった技術を奮ってるとことかみると本気でうるっとしちゃうわ、ついでに若い人がもっと若い人に技術を継いでたりするともう泣いちゃうよね。ミッドナイトスワンの公園のバレエのシーンとかね。吉田修一のミス・サンシャインとかね。古いスピーチ台本が若い人に託されて死後ひらかれたりして、そういうのとかね。ベタなの分かってても泣いちゃうよね。

4 コロナの4年間、停滞の雰囲気にうまく対応できなくてむしろスピード命とかエネルギー量命みたいな方向に自分が走ってて、最終的に望んだはずのスピード感に対応できなくて鬱になったっていうズッコケ。仕事バリバリ心がどーんと開いてる超人への憧れが強すぎて、ガンガン書いてガンガン旅行する自分だけが正解で、限界生活:風呂にも入れない料理もできない、ベッドで無味の食パン食べるみたいな生活をしてる自分はいつか誰かに刺されると思ってた。上がっていくことって良いこと(のことが多い)からある意味気楽なんだけど、下がっていくときの方がしんどいよ。のんびりしてても刺されません。

5 Twitterを見なくなって1年とか経つ。健康にはいいけど、社会のことに疎くなった感じがする。てかもっと前から疎かったかも。自分の中の世界が2021年で止まってる。マイナンバーカードには引っ越しの履歴が枠からあふれるほど記入されているんだけど、その数年にリアリティがない。浦島太郎みたいに歳とってる感じ(やばい)。そんな変な時間感覚も、流行りのアニメとか映画とかを見るようになってから少し、動き出した気配がする。

 

って10月でした。なんとなく周りが来年のことでそわそわし始めてて、ああ年末がくるなあ、終わるなあって感じ。寒くなってきたね。お身体に気をつけて。