遠浅

平野明

不良少女伝/平山亜佐子(6月14日)

執筆の日。先日の取材原稿を書く。 仕事なかなか捗らず。パソコンから離れて「不良少女伝」の続きを読む。読み終わった。(仕事をサボってるときの読書はよく進むな。)まあまあ面白かった。著者が「ハート団の団長 丸ビル一の美人きみ子a.k.aジャンダークの…

さばのみそ煮(6月13日)

昨日のピザを温めて食べる。バイトの日なり。 次のzineの構想をぼんやり考えてみる。「明治生まれの女性作家」なんてどうだろう。地味すぎるか。chatGPTにどんな作家がいるか挙げてもらう。林芙美子。樋口一葉。与謝野晶子。平塚らいてう。吉屋信子。宇野千…

誕生日の過ごし方(6月12日)

今日やったこと。 洗濯物を洗って干した。食器を洗った。パートナーに買ってもらったポロシャツを着た。「映画みたいなことしない?」(著: カナイフユキ、 田辺俊輔、 エヒラナナエ、 大沢かずみ)という映画案内本を読んだ。紹介されていたアメリカ映画「…

茅ヶ崎へ(6月11日の日記)

バイトの日。10も年下の子が「めいちゃんって呼んでいい?」って聞いてくれて涙が出るほどうれしかった。家帰って着替えて、取材の仕事で茅ヶ崎へ行く。 茅ヶ崎駅でははじめて降りた。雨は降ったり止んだり。空はどよよん。地面ばかり見てしまうから今度は晴…

鮭弁当(6月10日)

バイトの日。雨だからお客さんも来ない。DOOPEESを聴きながらひとりで仕込みをしていたら、なんだかすてきな気分。 家に帰って、さっと着替え、次は取材の仕事で出かける。途中、カメラがフリーズして冷や汗をかいたがデータは無事だった。嘘みたいなぶ厚さ…

梅雨の休日(6月9日の日記)

今日はパートナーがお休みの日。ふたりで毎年恒例(?)本の入れ替えをする。 読まない本はふだん押入れの段ボールの中にしまっている。それを年1で開けて、いまの趣味と照らし合わせて出し入れするのだ。今回は読んでないマンガを仕舞って、本棚の空いたと…

放浪しすぎ(6月8日の日記)

家で仕事の日。改訂されたマニュアルを悪戦苦闘しながら読み解くなど。途中、ローソンへアイスカフェラテ(メガサイズ)を買いに出る。いつもはしない「濃いめ」を選んだら濃すぎて飲みきれない。 林芙美子「放浪記」読む。 林芙美子は47歳の若さで亡くなっ…

ツバメの遊び(6月7日の日記)

行ったことのない公園へ出かけた。週末で駅前は大変な混みようだったけれど、ちょっと不便なところにある緑地公園では人の声がしなかった。 青葉がざーっと波打ち、反射した光で森は内側から明るく、にーにー、けっきょう、きゃっきゃっ、鳥の声が、いつまで…

アルプスの少女ハイジ完走(6月6日)

バイトの日。昼過ぎからめまいが止まらず、1日中世界が半回転していた。夜はかつおの刺身。にんにく、生姜、大葉、実山椒、薬味たっぷりでいただく。 アルプスの少女ハイジ(全52話)完走。おもしろかった。けっこうバッドモードなシーンも多く(デーテおば…

香港/クリストファー・ニュー(6月5日の日記)

カフェへ。しばらく見なかった店員のお姉さんが今日はいた。手を振ってくれた。 クリストファー・ニューの「香港」を読みながら香港返還について調べ物する。香港がイギリス領だったのは1842年(南京条約)からだったんだ。雨傘運動とかアグネス・チョウさん…

蛍(6月4日の日記)

バイトの日。夜、蛍を見にいく。 森の中で夜を待った。日が落ちてもすぐには暗くならない。時間潰しに来た道を引き返していたら木道のまわりで蛍が光りはじめた。小さいけど強い光。ゲンジボタルだろう。火の粉みたいな光が天からゆらゆらと落ちてきて葉っぱ…

晩菊 水仙 白鷺(6月3日の日記)

バイトの日。手加減なしって感じの雨が夕方まで降り続いていた。 林芙美子「晩菊 水仙 白鷺」(講談社文芸文庫)を読み終える。 狂った女のせいで男の人生がめちゃめちゃになる話ばかりで、しかも戦後に書かれた小説だから暗く、老人がたくさん出てきて気が…

SDGs料理(6月2日の日記)

パートナーが休みなのでふたりでお出かけ。 今日は座間という小田急線の走る神奈川の街で過ごした。座間は坂が多く、道路もコンビニもなんだか傾いているみたいな所だ。渋谷と逆で、駅に向かって上り坂になり、標高が高くなればなるほど畑やお庭の緑が増えて…

すのこ作りと女の日記(6月1日の日記)

家にすのこが届く。これをベランダに敷き詰めて足元を心地よくしたい。狭いベランダだけど椅子なんか置いて。パラソルなんか立てちゃって。色付きの影の中で七輪とか燻製とかバーベキューとかしたい。夢はふくふく膨らむ。 4枚のすのこに防腐剤を塗っていく…

5月に長袖(5月31日の日記)

昨夜から降り続いていた大雨も午前中には落ち着き昼過ぎにやんだ。やんだと言っても厚い雲が空の奥のほうまで垂れ込んでなにか言いたげなすっきりしない大気が日没後も続いていた。1日中寒くてほこり臭い冬物にあたたかく包まれていたらなんだか気が滅入っ…

ZINEを作る・イベントに参加する

はじめてzineを作り、文学イベントに参加しました。申し込みからイベント〈はなかり市〉当日までの4ヶ月を時系列順に記してみます。 はなかり市参加申し込み zine制作〈執筆編〉 zine制作〈デザイン編〉 入稿・印刷発注 古本の仕入れ はなかり市出店準備 納…

読書友だち

今回のZINE(『How to Write』)の執筆がけっこう面白かった。自分のちっぽけな想像力から作品をひりだすんじゃなくて、好きなものについて語るという形式にしたのがよかったんだと思う。 次は何書こうかなー。何について書こうかなーとあれこれ想像をふくら…

新作『How to Write』特設ページ

新作『How to Write』を作りました。ご購入はコチラから。 ■ What to Write(何を書くか)ではなくHow to Write(どうやって書くか)。「書くとは何をすることなのか」というテーマで、31種の散文をさまざまな書籍から引用し、鑑賞しました。わたしの現在の…

撮るという動詞

3ヶ月前に買ったSONYのα7を触るのが面白くて、写真を撮るのが楽しくて、読書するより掃除するより先にまずカメラとの生活がある。もう何もカメラ無しには考えられない。写真を撮る動作。他人の写真を鑑賞する楽しみ。出かける機会。カメラはいろんなことを…

はなかり市に参加します

第4回本の市「はなかり市」に参加します。 「はなかり市」というのは、青森県で不定期に開催しているZINE&古本市のことで、第4回は弘前市のお寺・専求院が会場のようです。 わたしは友人のルナちゃんと一緒に「黄色いオープンカー」という屋号で出品します…

目的/合目的

いま、ジル・ドゥルーズの「カントの批判哲学」國分功一郎訳(ちくま文芸文庫)を読んでいる。@naturisizukawaさんの「カント『道徳形而上学原論』を読んで」を読んで、カントに興味を持ったのがきっかけだった。1行ごとに思考の上書きを求めてくるような内…

Lサイズの女

せめてMサイズを着る女になりたかった。なんならSサイズが良かった。服は小さければ小さいほど善なのだった。Sがスモールで、Mがミディアムで、Lがラージなのだから、ラージを着るのは普通でないことの表れであり、デカオンナの烙印であり、実に不名誉…

突風

Mさんと書くともったいぶってるようなのでめろんさんと書く。きのう家にめろんさんがきた。遊びにきた理由はもちろんわたしではなくパートナーの方である。めろんさんはうちで夜ごはんを食べ、3時間くらい滞在して帰っていった。東京から片道2時間ぐらいか…

Sayonara(Zatto/小袋成彬)

小袋成彬のニューアルバム「Zatto」の中にSayonaraという曲があった。ひとりで聴いていたら身震いするほど感動してしまった。Sayonara、この言葉には個人的な思い入れがある。フランス人作家にジャン・ジュネというひとがいた。中年になって大失恋したジュネ…

カメラはまだない

写真を撮りたい。撮るためには撮る機械が必要だからいろいろ探している。贅沢だけどセンサーはフルサイズがよくて、ミラーレス一眼で、中古でいいから覗きたい。いま狙っているのはSONYのα7の初代。マホちゃんの教えてくれたカメラメーカーから作例を閲覧で…

記録2025

本と生活

今年は人生の中で1番読書した年だった。121冊読んだ。その中から、特にこれは思い出深い、好き中の好きという本を取り上げてみる。 199.hatenablog.jp 〈フランス文学〉・ボヴァリー夫人/ギュスターヴ・フローベール/伊吹武彦訳・シェリ/コレット/工藤…

潜水する作家

富岡多恵子のなにかのエッセーで、飼い犬について書かれたものがあった。“わたしは柴犬を飼っていたことがあるけれど、犬のことを文章かなにかで発表したことはない”という、犬を書かないことについて書いたもので、その姿勢があまりに富岡多恵子すぎてカッ…

裏ヴァージョンの名言

松浦理英子「裏ヴァージョン」がむちゃむちゃ面白い。屈折しすぎて屈折した読者にしか見えない輝きが込められている。あまりに名言の宝庫なので個人的なツボを書き出してみたくなった。頭に振られたP+番号は筑摩書房の単行本版のページ数で、「鑑賞」はわた…

Spontaneous/栗林隆「Roots」

Studio Installation(Venue3) 栗林隆の個展「Roots」(@神奈川県立近代美術館・葉山)に行ってきたよ。初日だったので、開会式やオープニングパーティがあったり、作品以外の楽しみもあった。 全体のことをいうと、この展示で作家初の図録が出版されたり、…